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空と人間が大好き! どちらも変わりやすいもの。だからこそ一瞬を見逃せない☆ そんな小さな幸せに気付き始めた今日この頃。 どなたでもコメント歓迎です♪ 足跡あれば辿ります☆
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EARTH:Ⅳ
EARTH:Ⅳ
なかなか進まなくてすいませんm(_ _)m
「何故何かを聞きに来たと思ったんですか?」
僕はたまらず老人へ問い掛けた。
「十を過ぎたばかりのような子供がこんな時計屋に何しにくるというのだ。時計に興味がありそうな顔とは思えないが。」
そう言うと老人はまた本へと視線をおとした。
確かに僕は時計になど興味はない。だからといって、何かを聞きに来たと思うだろうか。まだ納得の行かなかった僕はまた老人へと言葉をかけた。
「でも何か聞きたくて来たとは…」
「そんなことはどうでもいい。とにかく何が聞きたいんだ?」
言いかけた僕の言葉はぴしゃりとした老人の口調と本をパタンと閉じる音に吸い込まれて消えていった。

「……おじいさんにも太陽の光が鈍く見えますか?」
僕はすすめられてかけた椅子に座りながら怖々と切り出した。
「………。」
老人は何も言わず、ずりさがった眼鏡を直した。
どのくらいの時間が過ぎたのだろう。時計の時間を刻む音だけがやけに五月蠅く耳に響いた。
「……ああ。」
老人がやっと口を開いた。それと同時に僕の道にも希望の光がさし、道が開いた。
「本当にですか!?」
僕は椅子を倒さんばかりの勢いで老人の方へと身を乗り出した。
(ああ、やっと話が聞ける人に出会えた。)
そう僕が思った束の間、老人は続けた。
「昔な。」
「……え。」
興奮のあまりに乗り出した身は、見えない手で押し返されるようにして僕は椅子へと座り込んだ。
「…昔ってことは今は普通に太陽が輝いて見えるんですか?」
僕は半ば泣き出しそうな声で尋ねた。
「そうだな。輝いているとも、眩しいほどにね。」
そう言うと老人はここに来て、見せたことのない笑顔を浮かべた。
「誰しもが通る道なんだ、本当はね。しかし気付かないことが多いだけ。君は…―そう、気付いた人間なんだ。」
僕は老人が何を言っているのかが全く理解できなかった。何故太陽が輝かなくなって、それがさも嬉しそうなことで、誰しもが通る道なのだろうか。通るはずなのに気付かないのだろうか。
何度も老人の言葉を頭で反芻したが、やはり何も判らなかった。


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【2006/03/06 00:57】 | 物語 | TrackBack(0) | Comment(7) |
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Comment
めちゃめちゃ続きが気になるよぉ(>_<)!!
ありすの、文才がうずくのを待ってます☆(笑)
【2006/03/06 05:34】 URL | ぐりこ #-[ 編集]
「次どうなるの?」って気になっちゃいますねぇ~(≧w≦)
ありすさんペースで仕上げてくださいね
【2006/03/06 06:53】 URL | 平平凡太 #-[ 編集]
ぐりこ>またまたうずくのを私も待ってるんだよ笑
ありがとう♪

平平凡太さん>気になってもらえてよかったです^^
私ペースで書かせていただきます(_ _*)_ _*)
ありがとうございます☆
【2006/03/06 09:09】 URL | ありす #-[ 編集]
おぉ!どんどんお話の中核(?)に話が進んでいってますねぇ(^^)

続き待ってます(≧∀≦)
【2006/03/06 09:40】 URL | ハッチ #-[ 編集]
段々と鈍足ながら進んで行きます^^

ありがとう♪
【2006/03/06 09:41】 URL | ありす #-[ 編集]
がんばってね(^∀^*)
【2006/03/06 10:06】 URL | ハッチ #-[ 編集]
頑張るよー!!
ありがとうヾ(≧▽≦)ノ
【2006/03/06 10:26】 URL | ありす #-[ 編集]
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